6月23日 会津若松

6月23日、金曜日、曇り
今日で新潟を離れるのは寂しい・・・・!
もう少しここにいて、休養を取りたかったんだけど、とりあえず、『ホテル・イタリア軒』を出ることにした。
何にも考えずにホテルを出るのは、いつも全く先の事を考えてないから・・・
駐車場を出て、すぐに信号に引っかかっちゃって・・・・たまたま行く場所を決めようと、車を歩道に停めて、車の中の荷物を整理してたんだ。
すると・・・・車を止めた目の前にビルがあって、その建物の中からおばちゃん2人組がお喋りしながら出てきて、『なんだい?あんた、日本1周してんのかい?』って話しかけてきたんだ。
おばちゃんは、自分の故郷、『福島県』の話を俺に話しだしたんだ・・・・
『県道8号線はいいよ〜!景色がいいし、会津なんていいんじゃあないかなあ!』って優しい言葉で語るんだ。
おばちゃんの言葉になにか惹かれるものがあったから・・・、これから『海岸沿いを北上しよう!』と思っていたのを、急きょ取りやめににして・・・・・
山道に向けて車を走らせることにしちゃった!
クルマは、どんどん人里を離れて、険しい山道を進んでいく事に・・・、その先には
福島県』が待っていた!
なんとも不思議な出会いだった・・・
この旅は、本当にこんな出会いが多いんだ!
たまに、『誰かが裏で操ってんじゃあないのかな?』って思うことがあるよ。マジで!
簡単に決めてしまった『会津』なんだけど、道のりはビックリするほど遠かった!
寄り道したり、買い物したり、お昼寝したり・・・なんだか、のんびりと旅を満喫したくなる景色がここにはあるんだ。気が付くと会津に着くまでに3時間半ほどかかってしまった。
今までの旅のスケジュールだったら、『なにがなんでも会津に行って、あらゆる手段をつかって観光名所をまわって、明日は、次なる町に旅立って行っただろう!』
だけど、このやり方だと、身体が付いて行く事ができないんだ!
車の中は、寝るときが大変なんだって知ってた?
夜中は窓を閉め切ってるから、蒸し暑くって、汗びっしょりになりながら寝てるんだ。
たまに、クーラーをかけて、車内を一時的に冷やすこともあるけれど、1日中エンジンをかけている訳にもいかないから・・・
朝方になると、急に気温が下がって、山の中だと1発で風邪をひいちゃうんだ。
それより寝ている間に、雨が降ってきた時は最悪で、窓を開けていたりすると、車内に水が侵入してきて、最悪な状態に・・・・。
窓を開けるっていうのも考えもんで、虫が入ってくるのはもちろん!後から駐車場に入ってきたトラックの爆音に起こされたり、家族で旅行をしているグループの犬が、朝っぱらから、『散歩に連れてけ!』って飼い主に向かって吠えたりするんだ!
いろんなことが毎日起こるから、安眠なんてなかなかできるもんじゃあないんだな、これが!
やっと寝れたとしても、7時を過ぎると、太陽が車を照りつけて、蒸し風呂状態になって、9時にはどうしても起きなきゃなんないんだ!
それから行動して、まちの探索をしようとしても、公共の施設は17時に閉まるから、
それ以降は、いくら明るくても次の日になんなきゃ見れないんだ!
ひどい所なんて16時に締め出すんだぜ!まったく。
17時を過ぎてから、お風呂と、食事を探さなきゃいけないんだけどね、お風呂を探すのが、本当に大変なのよ。
地図の中に『お風呂場を見つけたぞ!』って安心しても、車を1時間ほど走らせなきゃ着かない事ってたくさんあるんだ!これで20時。
ここから今日の宿『道の駅』に向けて走らなきゃいけないんだ!なんとか22時までに着いたとしても、すぐには寝ることなんてできないよ!
まずはお洗濯を洗面所で済ました後に、今日の日記をパソコンに打ち込むんだ。
これがかなり面倒で、2時間くらいかかる時もあるんだ!これには電源が必要になるから、怒られない所でやらなきゃなんないの。外は寒いし、けっこう辛いんだ!
それが終わると、明日の予定をかんがえるんだねえ。いろんな資料に目を通して、どうしようかなあ?って考えて、場所をよく見ておかないと、とんでもなく離れた所に行っちゃうからね。
それが終わって、やっと就寝時間になるんだよ!
テレビなんか見てたら、大変ヨ!1時過ぎまで起きてたら、寝不足で、運転してても眠たくなちゃうんだ。
旅行中は全て自分でやんなきゃならない事ばかりで、目が覚めたら休憩もなく、運転してることが多いんだ。
お茶をするのも、運転しながら過ごしているから、仕事をしていたときのように、10時とお昼と15時の休憩を、座って景色を眺めながら取るって事ができないんだよなあ。
身体はシンドイよねえ!
もうそんなことはしないようにするよ!
会津には14時過ぎに到着したよ。
お腹が減ってしょうがないから、この町の特産の『田楽』を食べてみようと思う。
炭火でじっくり焼き上げたアツアツの田楽が食べれる『満田屋』0242−27−1345がおすすめよ!なんでかっていうと、ここのお母さんがいい味を出していて、とっても明るいんだ!

お味噌も俺の好きな甘口と柚子のお味噌を塗ってくれて、『コンニャク・とうふ・ニシン・お餅・しんごろう・里芋』がセットになった定食1050円を頂く事にしました。

隣には、なんと『倉敷』から観光に来てる夫婦が座っていて、懐かしい方言に涙が出てきそうに・・・・
すでに会津の観光スポットをまわってきてたみたいで、いろんな情報を教えてくれる食事は盛り上がってさ・・・・田楽も美味しかったし、サイコーでした。(これに白ご飯があればいいんだけれどねえ〜!)
 いい事が起きそうな予感がするねえ!!
なんだかこの町は『循環バス』が回っているそうで、『1日400円で乗り放題』だという情報を聞いちゃったんだ。(飛行機や電車で来た時はこれをつかうといいんじゃあないかなあ!)
町から少し離れた所にある『御薬園』に行ってみた。
ここは2代目会津藩主が『薬草栽培』を始めた場所で、今は庭園とお茶室がある、やすらぎのスポットになってるんだ。

部屋の中で、庭の景色がよく見える場所で、抹茶をいただいていると・・・雨が降ってきて、庭の池に雨が落ちると、水辺に小さなワッカがいくつも出来て、とっても情緒がある癒しの空間に変わっていったんだ。少しの間、雨の音を楽しみながら時間を忘れて座っていました。

この後に白虎隊の資料館に行こうとしたのに、何を間違えたのか?福島の『博物館』に入っちゃって、訳の分からない縄文式土器や、鉱山の発掘について!とかを見てた。
間違えたことに気が付いた時の『やっちまった!!』という感情は誰にも知られたくないから、平気な顔をしてるんだけど、結構へこんじゃうよね。
『もう今日は何もしないでおこう!』って思って、喜多方へラーメンを食べに行く事にしました。(かなりの距離があって1時間かかったよ)
喜多方の街は18時を過ぎると『奈良の街』みたいに閉めてしまうラーメン屋が多いから気をつけてくれ。(おかげで町中を走る羽目になっちまった)
最初思ってた店とは違う『源来軒』にはいったんだ。(本命の店はすでに閉まってたからね)
なんだかここは、松永の駅前にある『恵比寿屋』に雰囲気が似ている。
お母さんにおすすめを聞いてみたら、中華丼が美味しいっていうんだ。
お母さんのおすすめとラーメンを頼んだら、とんでもない量が出てきたんだ。(ラーメンだけにしとけばよかった)って後悔しちゃうのだ・・・
中華丼のボリュームは迫力満点で『プロレスラーに食わせればいいんじゃない?』って量があったんだ。
これにはさすがに耐え切れずに、上の野菜だけ頂いてギブアップ!
ラーメンは『麺が美味い!』平めんだけど、強い腰があって、スープと合って、とってもおいしい!これは満足でした。
今日は『道の駅・喜多の郷』で就寝するんだけどさあ、ここにはお風呂も付いてるナイスな道の駅だよ!(しかも17時以降は300円)、なんていい所なんだ!おやすみなさい。