12月14日 与那国物語(4)

今度はドラマで使われていた、『Dr、コトー診療所』に行ってみた。
今の診療所は町役場に移ってしまっているから、ここは撮影の為だけに使われていました。

北海道の『北の国から』とは違って、建物の中を観る事が出来ないのがとっても残念で仕方がなかった!って思っていたら・・・・後ろの勝手口が開いてたんだ!

勝手に入ってみると、他の観光客のヒトも入っていて、写真をバンバン撮って、えらいにぎわっている・・・(現在は、入館料を払うようになってます)。

港に帰ってきて、『日本最西端』の灯台に来た途端に、横殴りの雨が叩きつけてきた。
車から出ることが出来ないくらい激しい雨なんだけど、これがこの島では当たり前なんだ。

時計を見たら、まだ15時!たった3時間で島を1周してしまった!
17時半に親方を迎えに工場に行けばいいから、まだまだ時間はある!

結構走ったから、ガソリンスタンド給油する事にした・・・・
はじめての経験・その4
給油を終え、満タンになった所で、お金を払おうとポケットを探した時・・・財布が何処にも見付からない!ヤバイ・・・やっちまった。

この旅始まって以来というか、今までやった事の無い事を、日本で1番西の島でやってしまった・・・・

ガソリンスタンドのオバちゃんとは、面識が全く無いワタシは焦ってしまった!
慌てて、『入波平の親方にお世話になっている』という事と『民宿アダンに泊まっている』事を伝えたら・・・、オバチャンは『後でいいから!』って言ってくれた。

ワタシは『お世話になってる人には極力迷惑をかけたくなかったのに・・・』ってかなりへこんでしまった。
財布は落としたと思ってたんだけど、民宿のベッドの横に落ちていました。

俺は急いでガソリンスタンドに戻って・・・御免なさい!と言ってお金を渡しました。
これが日本本土だったらそんなに気にならないかもしれないけど・・・ここは台湾に近い離島なんだ!
もしここの住人に嫌われてしまったら、この島から出る事ができないのではないか?という不安が一気に襲ってきたのかもしれない!(ルールも日本とは違うこの島でオレは慌てふためいてしまった・・・)。

お詫びに・・・借りた軽トラックを・お掃除する事にしました。
公衆便所の洗面所で1時間くらい掛かったかな?かなりいい運動になったよ!

そろそろ工場に帰らなきゃ、ヤギのエサを取りに行く時間だ!
工場に帰るとテルミ姉さんが、『手が空いてるんだったら、手伝ってくれないかねえ?』って・・・。
何か手伝いたいって思ってたから、喜んでお手伝いをさせて頂きました。

するとね・・・俺を工場に連れて行ってくれたお兄ちゃんが事務所に入ってきた!

テルミ姉さんに向かって『今月の給料なんだけど、30分残業したお金が入ってないんだ!俺は自分で日報を付けてるから照らし合わせてみたんだけど、入ってなかったんだ!他の奴らも残業代が削られてる!って言ってるから、聞いてやってくんない?』ってワタシが目の前にいるのに・・・姉さんを捕まえて抗議し始めたんだ!
  ドラマだ・・・・