6月15日 登山を終えて・・・

6月15日、木曜日、あめ
昨日おねえさんが言ったとおり、朝から雨が車を打ちつけている。やっぱり昨日の登山が効いたのか、なかなか起きる事ができない・・・
10時を過ぎてやっと起き上がることができた。
考えてみると、昨日登った乗鞍のパンフレットをもらって来るのを忘れてしまった。(もうヘトヘトだったからね!)
とりあえず、愛車のステップクンで『乗鞍バスターミナル』まで、車で戻ってみよう!
バスターミナルの前では一人のお母さんが立っていて、『これから乗鞍岳に登るの?バスが出てるのは出てるけど、景色は見えないよ!』って話しかけてきた。
俺は・・・『昨日登ったから、パンフレットをもらいたいんです』って言ったんだ。
そしたらお母さんは、『それは運が良かったねえ!1日ずれて今日だったらこの天気だもの!お兄ちゃんは何処から来たの?』って聞くんだ・・・
『広島からきて、日本1週していて、これから何処へ行こうか考えているんです。』って答えると・お母さんは、『それなら松本市まで出て、黒部ダムを見て、日本海側に出たほうがいいよ!』って笑顔で教えてくれたんだ。
そしてお母さんは、奥の部屋から地図を出してきて、『長野はたくさん見る所があるんだけどね、それは北海道から帰ってくる時にとっておいて、日本海の海岸沿いを北上していった方が素晴らしい景色が見れるわよ!』ってナイスなアドバイスまでしてくれた!!
お母さんはねえ〜!、この旅について、いろいろ話をしてくれた・・・
『お兄ちゃんは人生の中でとってもゼイタクな時間を過ごしてるねえ!他の人も同じように過ごしたいと思っているけど、できない人がいっぱいいるんだよ!』
『貴重な時間と経験をするんだから、急がないでじっくりと過ごしたほうがいいわよ!』
『私も高山の町で働いていたけど、今はこんな山の中でバイトのようにして過ごしているけど、この故郷で1日ボーっと山を見て過ごしていても、すっごく幸せなの・・・』。
『誰も来ない日なんかは、イスに座ってジーっとしていても、それだけでほがらかに過ごせるのよ。いったい何なのかしらねえ?』
『あなたも山が好きそうだし、何処かの山で働いてみるのもいいんじゃあないの!』
『ここにも東京から来た女の子が、旅館に働きに来ているのよ。お女中として、しかも住み込みで秋まで働いて、冬はスキー場で働いて、合い間を見つけてスキーをしてるって言ってたわ!なんだか東京の街が嫌いだから、この上高地に来たっていってたわねえ。
人生は長いんだから、あせらないでね!』。
お母さんとの会話はとっても楽しかった。都会は何処も同じで疲れるから、お母さんの言うように・・・日本海を目指す事にしよう!
今日は『道の駅。風穴の里』で就寝・・・。おやすみなさい。