6月19日 山古志村、円通寺

・・・・地震のあった山古志村円通寺でお世話になった、良寛さん・・・・
6月19日、月曜日、晴れ
道の駅『風の丘・米山』はすっごく旅人に優しい場所だった!
水や電気がちょうどいい感じに設置してあって、なんといっても景色がいいんだ!
風力発電の風車が、ブンブンと音を立てて、回っている真下まで近付く事ができる。
だけど・・・すっげえ、おっかなくって・ビビッってしまう・・・
ここから見る海の景色がサイコでさあ〜!
道の駅の休む場所も心地良くって、のんびりできるとってもお気に入りのスポットだよ!(ここはお勧めだねえ!)

みんな覚えているだろうか?新潟に大地震があった事を!
その場所って何処か知ってるかい?日本の首相だった田中角栄の出身地、長岡市の『山古志村』っていう名前だったかな?(ほんと、山奥にあるのよ!)
『錦鯉』と、『闘牛』が産業としてあるくらいで、何にも無い所なんだ。
・・・・その山古志村が、いま、土木ラッシュだ!
雪が積もる前に、地震で崩れた『道路』や、『ガケ崩れのヨウヘキ』を造る為に、町全体に重機とコンクリートとダンプで溢れかえってる・・・
そんな道路の真ん中を、おじさんがウシを引っ張って散歩してる!(なんじゃこりゃ?)

昔、福山でも競馬場の周りを馬が散歩していたけど、いま目の前をノソノソと歩いているのは7歳の牛クンなのだ!
おじさんに聞いてみたら、昨日・闘牛の大会があって、いまヒナタボッコをさして休ませているんだって!
このおじさんの本業は錦鯉を育てる事で、広島の三原の町にも鯉を観察に着た事があるんだってさ・・・!
そのおじさんは、『村に入るには、住民か、土木工事の人間か、通行許可証を持った人しか入れないよ!』って教えてくれた。
一般の人間は、危ないから規制をしているんだって・・・!ここより先はおじさんも
行った事がないんだってさ。
・・・・仕方がない、引き返そう!
ここには、岡山県・玉島の『円通寺』でお坊さんの修行をしていた『良寛さん』の生まれた町『出雲崎』がある。
円通寺では何年間も工事をさせてもらっって、お世話になったから、一度見てみたいと思ってたんだ。(良寛さんのことについては『道の駅・越後出雲崎天領の里』に行ったいろんな事がわかるよ)
俺は『良寛記念館』に行ったんだけど、何にもなかった・・・・(さみしい)
この記念館は山の中腹に建物があって、丘の上から海を見下ろすと『良寛さんの生家』が眼下に見えてくる。
この場所にお堂が建っているんだけど、今まさに子供たちが集まって、野球をしていた。(ヤッパリ良寛さんは子供に人気があるんだね!)
子どもはいつの時代も、元気に外で遊ぶのがいいんじゃないかな・・・・
この出雲崎を、少し柏崎に戻った所にすごい場所があるんだ!(タマゲルよお〜!)
そこには『御奉行所の跡地』があって、そこで裁きがあった後に、『獄門の刑』に処するって言われた人が首を切られた『獄門・跡』があるんだ!

その場所に行ったときに、俺は背筋が凍った・・・・
直感で『ヤバイ!ここに入ってはいけない』って思ったもん!
赤い旗がいくつもたなびいていて、それには『南無阿弥陀仏』って書いてあった・・・
お堂も古びれていて怖いのよ!燈篭がコケが付いてるし、あちこち欠けていて、もう何ともいえないアブナイ雰囲気があるのよ!
当時は数千人の人が処刑されていて、処刑された『首』が近くの海辺にさらされていたんだって!(おぞましい場所だよ!)
そんな所に普通に住んでいる人は何にも感じないのかなあ?
明日は、佐渡島に行きたいから、『佐渡汽船』に行って、時間とか値段を調べよう!!
夜中になってしまって、朝早く起きて行動するなら、港の近くにある空き地で就寝することにしたんだけど、バイクの音がうるさかったり、漁港の人がしょっちゅう出入りするから、気を使ってなかなか寝付けない・・・。

体験した事が無い人には分かんないだろうけど、夜中に福山のナンバーが路上駐車してあったら・・・・注意される時は、『犯罪者扱い』されるんだよねえ!
大きな声で怒鳴られたりすると、1日が憂鬱になっちゃったりするんだ。
なるべく人に迷惑を掛けたくないからさあ〜!
神経の細かい俺は、こういう時に寝れないんだよなあ!朝まで寝れませんでした。
こんな事なら、道の駅まで走ればよかった。