7月11日 断崖絶壁!!神威岬

・・・・断崖絶壁のすごさに驚く、神威岬・・・・
7月11日、火曜日、曇りのち晴れ

ここの道の駅は何なんだ〜!
あさ7時になると、『空襲警報』のようなサイレンが高らかに鳴り響く〜!
『何事が起きたのか!』って飛び起きたよ。
疲れが溜まった身体を、無理やり起こし、『神威岬』に向かって走ることにしたんだ。
この左周りの海岸線の雄大な景色に見とれてしまって、『スケッチブック』を持ち出して、絵を描く気分になっちゃった!
車を停めて、断崖絶壁の山と岩と海が、雨があがった空に『さあ書いておくれ!』っと言わんばかりにたたずんでる。

良く見ると、複雑な地形と、黒ずんだ岩肌が・・・あの断崖絶壁をより大きく見せて、雲が空を一面おおってしまい、哀しげな北の最果てを演出している感じがしてきた。
描くには描いたんだけど、何ともいえない絵が出来あがってしまった・・・・。
もともと美術の採点はおもわしくない俺だったし、バランスよく書き上げる事がどうやら苦手のようである。まあ・・・、人に見せれる物ではないのは確かだ!
お目当ての『神威岬』には駐車場まで車で行き、そこから徒歩で灯台までは30分かけて歩くと岬の先端に到達できまする。

1歩1歩自然の中に身体を解けこまして、きびしい自然の中に咲いた花々を見ながら、ゆっくりと散歩をしていくんだ。
海の色は濃い紺色をしていて、海の底がガケの上からでも良く見える。
それだけ透明度が高いんだ。
いちばん先までつくと、『神威岩』が海の中にそそり立って出迎えをしてくれるよ。
この海の中に岩がエンピツのように、ぽつんと1つ立っててね。スゴイ迫力なんだ!
遠く海を見ると、海流の複雑な場所なのか、海に1本線が引いてあるような景色が見えてくる・・・なんだか山口県の萩にも、似たような場所があった気がする。
もの思いにふけってると『お兄ちゃん、ここに居たの?』って俺を呼ぶ声が聞こえる?
声のする方に顔を上げてみると、昨日のお母さんではないか!
『昨日は何処で泊まったの?』と聞くお母さんの顔はとってもやさしかった。
夫婦というものは、いいもんだね!ほがらかに余生を過ごし、思いやりを持って生活する素晴らしさをみせてくれる。(いい人だなあ!)
大自然を見てたら、絵を描いてみたくなったんだ!

自分なりに一生懸命書いてると、観光客の人達がオレの書いてるヘタクソな絵を覗こうとするんだ!
もう!恥ずかしくって集中して書くことが出来ないじゃん!
みんなに見られるのが恥ずかしくって、書いてる絵が中途半端んだけど、切り上げて
人の居ない場所に・・・・
今度はキレイな紫色をした花が咲いていたから、花を描いてみることにしたよ。
これは俺にとって、おおきな壁でもあるんだ!
小学校の時に1年に一度、菊の絵を描く写生の授業があって、その時の絵が、まあ!ひどいもんだった。
それ以来『花』は描いた事が無かったんだけど・・・、やっぱり今日も花の絵は完成することが出来なかったんだ。
『花』というものは、すごく完成された『芸術品』だと思うんよ!
目の前にある花は、6つの花びらが合わさって、一つのツボミとなり、そのツボミがいくつも重なり合ってキレイな花となってる。
それも、複雑な曲線と色合いが微妙に分かれて、花の形はいくつも重なっているのに、丸く仕上がっている。
何度も何度も描いたんだけど、上手くいかないんだ!
そんなもどかしさに・・・、途中で書く事を断念しちゃった。
だけど、この場所は気に入ったよ!
みんなも、仕事や恋愛で疲れた心を癒すといいよ。
しかし、うつ病の人は行ってはいけない!ここの岬にいると、自分が鳥になったような気分になって、飛び下りてしまうから・・・気をつけようね!
この先にあるお寿司屋さん『新生』に入って久しぶりに焼き魚を食べた。
ホッケを開きにしたものを、1匹まるまる焼いてくれた、焼き魚定食(1575円)は、とっても満足できるボリュームなのだ!
残るは、お風呂!5分ほど走った所に、町営の『岬の湯・しゃこたん』がある。
600円で入れるこの温泉は、無色透明だけれど、ヌルヌル・スベスベして気持ちいい!
高校生の友人らしい3人組のお兄ちゃん達は、とっても楽しそうに遊んでいた。
昔懐かしい、背中の流し合いを3人がしてね。
1列になって前の人の背中をながし、180度まわって、今度は自分が背中を洗う!
昔は自分もやってたよなあ!
お風呂は楽しく入んなきゃね!
神威岬』でせっかく車を洗ったのに、雨が降り始めた!
なんと天気予報は正確なのか!少し恨めしく想う。
今日の宿『道の駅、スペース・アップルよいち』に向かうとしよう。
この道の駅はニッカウヰスキーの工場が近くにあって人気があるのか、旅行の車がたくさん泊まってた。では・・・おやすみなさい。