7月29日 霧の摩周湖・クッシー屈斜路湖

・・・『霧の摩周湖・クッシー屈斜路湖』・・・
7月29日、土曜日、霧

朝起きて、哀しいかな天気予報のとおり、曇ってる。

海沿いのこの道の駅には、ウミネコの大群が住み着いていて、天からウンコが爆弾のように降ってくるんだ!おれの愛車はウンコまみれになってしまったよ。
はやく道の駅を出て、東の果て、『根室半島』に行こうとしたんだけど、この様子だと、景色も何も見えそうもないなあ。どうしたもんかなあ?
『雨が降っても大丈夫!』って場所がないかなあ?
地図とニラメッコをして眺めてたら、屈斜路湖の横に『硫黄山』ってのがあったんだ!
『よし!ここにしよう』
昨日考えてた場所から全く違った所に行くことになっちゃったんだけど、この旅ではよくあるんだよなあ!だけどさあ、これがカップルの旅だったら、ケンカの始まりになっちゃうかもしんないね!『あんたドコに行くつもり?昨日話してた方向とは違う方向に何で曲がったのよお!せっかく行きたかったのに、いい加減にしてよね!』なんてね。
そんなことが無いのが一人旅のいい所だね!
勝手気ままにハンドルを切る事ができるし、車の中で弁当を食べてて、フロントガラスにウミネコのフンがドバッと落ちてきても平気だし、少々トイレが汚くっても我慢ができるもんね。
女性と一緒だったらこうはいかないだろうねえ!
雨の中、『道の駅・摩周温泉』で観光案内をもらって、『屈斜路湖』に行くことにしたんだ。まずは屈斜路湖の横にある『硫黄山』に行くことにしようね!

駐車料金410円を払って駐車場に車を停めたんだけど、ここからもう硫黄の強烈な臭いが鼻をつくんだ。
山の谷間から、モクモクと白い水蒸気が立ち込めていて、今にも噴火しそうな『紛れもない活火山!』って感じだよ。
岩場を歩いていくと、温泉タマゴを売っているアンちゃん達がいるんだけど、笑わせてくれるんだ!
だってさあ、拡声器で『タマゴ・たまご・タマゴー』としか言わないんだ。
美味しいよ!とか、出来立て新鮮だよ〜!とか、硫黄山名物だよ〜!とかゼンゼンいわないんだ!
ただ・ただ、『タマゴ〜!』としか言わないのさ。
変なアンちゃん達は、5個で500円もするタマゴを売ってるんだ。
奥にある硫黄の吹き出し口に、スパーで買ってきたタマゴを並べて、燻してるだけなのよ!

そんなタマゴが何で1個100円もする訳?1パックの間違いじゃあないの?
情報に聞くと、『美味しい』っていうんだけど、買う勇気が無かっただ。
山に近付くと、硫黄の煙はとにかく強烈になって臭いんのなんの、次の日まで匂いが取れない感じがするよ。まともに吸っちゃあいけないよ!
この下にはマグマがドロドロしてんのかなあ?自然ってすげえよなあ!

屈斜路湖の近くには温泉がたくさんあるから入ってみるといいよ。
屈斜路湖の砂浜なんだけど、ここを掘るとそこから温泉が湧き出てくるんだ。
ふしぎだねえ!
たくさんの子供たちが、ここで砂遊びをして楽しんでるよ。(そこら中に潮干狩りの跡のような窪みがたくさん出来上がってるんだ!)
だけどさあ、さすがにまだ泳いでいる人達はいなかったねえ。
このお湯はけっこう熱いから充分入れるよ。硫黄の臭いもしないしね。

ここから『摩周湖』までは結構近いんだよ。
霧の摩周湖』って言われるくらい、見ること事態・確立が少ない場所なんだってさ。
だからかなあ?今日の天気も最悪なのじゃあ!
お昼から雨があがってくれたんだけどなあ!空を見ると、雲がいっぱい浮かんでるジャン。
まあせっかく来たんだから、とりあえず行ってみようねえ!
摩周湖に到着して、ビックリよ!
神様のご褒美なのかなあ?本当に運が良かったと思うよ!摩周湖がキレイに見えたんだ!
ラッキー!うれしい。こんな事があるなんて、信じられないね。
摩周湖は、大きな火口の跡に水が溜まって湖になった湖なんだって。
そりゃあもう大きいのなんの!

湖の真ん中に小チャイ島が見えてる、あれが噴火口の跡なのかなあ?
湖の色は、透き通った濃い水の色をして、季節や天気によってイロイロ変化するんだってさ。


いや〜!よかったよ。ほんとに。
景色というか、自分の運試しかな?みんなが行った時には、果たしてミエルカナア〜?
今日も道の駅『摩周湖』で就寝よ。おやすみなさい。