8月9日 ふたたび富良野・そして十勝岳

・・・『ふたたび富良野・そして十勝岳』・・・
平成18年8月9日、水曜日、晴れ

駅の近くで寝ていたら、汽車の音で4時過ぎに起こされた!
汽車に怒っても仕方がないし、今日は富良野にトウモロコシを食べに行かなきゃいけないから、早速準備をして出かけよう!
朝早いというのに、ダンプの運ちゃんがたくさん走ってて、ブンブン飛ばしていく。
俺は道を譲ってばかりで、なかなか前に進めないのよ(細い田舎道はダンプには適していないよなあ!)
富良野にもう1度戻りたい!』って思ったのは・・・友達のげっちに送ったトウモロコシの人気が良かったし、どうしても、嶋田農園でもう1度トウモロコシを食べたかったからなんだ!(食べ物の想いは凄いよ)
今度は『林のお母さん』にも送ってあげようと思うんだ!(いろいろとお世話になったから!)

嶋田農園に行ってトウモロコシを注文してたら、嶋田農園のお兄ちゃんが、『あそこに停めてある車はお客さんのですか?』って言うんだわ!
お盆だし、さっきお坊さんが来てたから、車が邪魔なのかな?って思ってたら、『日本1周は何処から出発したの?』って意外な事をいうじゃない!
『ああ!よかった!』と思って、そこからイロイロ話をしてたら、『ちょうど熟れたメロンがあるから持っていきなよ!』ってメロンを袋に入れてくれたんだ!
凄く嬉しくて、ココロが素敵なヒトに出会うと泣きそうになってしまう。
お兄ちゃんも同じような事をしたかったみたいで、その気持ちがメロンに託されたかんじがしたんだ!だから、あり難くいただきまして、美味しく食べさせてもらいました。
ご馳走様でした!

せっかくここまで来たんだから『十勝岳』に行ってみたくなった。
登山口の駐車場にある温泉『湯元凌雲閣(ゆもとりょううんかく)』(0167−39−4111)に行ってみたんだ!
山頂付近に登ると、ガスが発生していて、山の景色も見えない・・・
そして雷が激しく鳴っているから、そろそろ雨が降るんじゃあないのかな?ってあせってきた!(雨が降る前に、登山口に行こうと思ってたから)。
だけど何かがおかしい・・・山から降りてくる車が雨で濡れてないんだ?
だけど雷は勢いを増して鳴り響いてる・・・

登山口に着いて、温泉の前にある椅子に腰掛けてるお爺さんが居たから、話しかけてみた(どうやらこの温泉のご主人みたいで、おっとりと話をしてくれた)。
お爺さんが言うには、雷じゃあなくって、『自衛隊の大砲の音』なんだってさ!
『そりゃあドデカイ音になるわいね!』
下のほうでドッカーン!って何発もぶっ放してるんだから!
ここに腰掛けて、おじいさんと、たわいもない話をしてすごした。
山の中にあるこの山荘は、お爺さんと、そのお父さんとで、セメント袋を背負って登ってきて、造った家なんだ。
水道がないから、山の中にある湧き水から5年かけてここまで引っ張ってきた事。
平成6年に、この『凌雲閣』を新築した事、戦争で満州に行ってた事ばかり今は思い出すって爺ちゃんは話しをしてくれた。
そして去年、お爺ちゃんは、脳梗塞をわずらって左足が思うように動かなくなっちゃって、山荘の補修工事をしたいのに、なかなか思うようにいかないっていってた。

ここで、おいらの出番って思う気持ちはあったけど・・・クマが出るから、装備を整えて5時間かけて山の中に入っていかないと修理は出来ないみたいだ。
人数も6人集めないと、とても作業にならない・・・って言われて、かなり考えました。
北海道の十勝岳でクマに襲われた男性・・・というニュースをお知らせする事になりそうな気がして・・・あきらめました。
せっかくだから、お爺さんが作ったお風呂を見たくなって、入ってみました。
前にも1度みたことがある、鉄分を含んだ茶色のお湯でした。
その湯船の中に、とてつもなくデカイ『山の岩』が真ん中に据えてあったのは・・・
ワザとモニュメントとしているのか?ただ壊すのがめんどくさかったのか?分かんなかった。
露天風呂に出てみると、十勝岳がよく見える(1番いい場所にお爺ちゃんは温泉を作ったんだね)。
横にはお爺さんが山から雪解け水を引っ張ってきたパイプが、そのままむき出しで転がってた・・・(手作り丸出しのパイプは、お爺さんの性格そのままだったね!)
1度来て温泉に入ってみてよ!お爺さんとの会話は楽しいよ!

さあ今日は、重い出の地『旭川』に行こうか・・・『滝川』に行こうか迷ってる?
今日の宿、道の駅『あさひかわ』で考えようねえ!おやすみ。