ここははずせない『平和祈念資料館』 (1)

平成18年12月10日、日曜日、くもり
 
7時に目が覚めた!
暑苦しいし、街が慌しくなる前に、田舎に行きたかった・・・・(どうも慣れない都会は落ち着かないよ)
 
今までの旅の経験で(とりあえず公園に行けば便所がある)という知識だけは身に付いてしまった!!
12月だというのに、全身から汗が噴き出してくるなんて・・・沖縄でなければ経験できないことだ。
・・・いまは、早くトイレに行って、そこで身体を洗いたい!
 
沖縄には、全国で唯一『お風呂屋さんが無い』文化の国だから・・・
単独の旅をする人間は、とっても苦労する事になるだよ〜。
 
前に来たとき『沖縄県平和祈念資料館』に行ったことがあったから、そこまで走ってみる事にしたんだ!
まだ朝が早くて『沖縄県平和祈念資料館』には誰も居なかった。
 
洗面所でペットボトルに水を汲んで、身障者用のトイレに入ると裸になり、
頭からペットボトルの水を流して身体を洗うんだ!(もうサバイバルだ!)
 
便所の掃除に来ていたオバちゃんが、変な物音に警戒して・・・俺が出てくるまでずっと監視していたのには、ビックリした。
 
全身を洗ってサッパリして出てきた俺を見たオバチャンは、安心したのか何処かへ行ってしまった。
 
以前来た時には、広島県の慰霊碑があったはずなんだけど、今回はいくら探しても見付からなかった? 
 
その代わりお墓の中を端から端まで歩き回ったから、この戦争の司令官が誰だったか
知る事が出来た。

『32連隊の牛島』という人が沖縄戦の指揮をとっていて、米軍との戦闘の中で、最終段階で自決して死んでいる。
 
広島の原爆の戦争とは違って、米軍が実際に上陸して戦闘をしているから、かなりエグイ人殺しをしている・・・。
 
戦国時代の日本人と『軍人』は、この時代・・・まったく別の人種のようにみえて仕方がない・・・。
 
沖縄の民間人を『軍人が生きる為』に盾にして虐殺をさせていたり・・・。
沖縄人どうしを殺し合わせたりもしていた。
 
なんともいえない人間の『欲』の部分が人々を苦しめるのが戦争だ!
みんなもここに来て・・・目を背けないで見て欲しい。