12月12日 石垣島(2)

夜までには、まだ時間がたくさんある・・・
せっかく石垣島にきたのだから、観光をする事にしました。

まずは石垣島の市役所の観光課にいって、島の観光スポットを聞いて、出発〜!
島を時計回りに・・・『唐人墓』『観音崎』によってみた。
 
『名蔵湾』を左手に見ながら走ると、そこはもう南国だ・・・右手には『マングローブの森』が歓迎してくれる!
 
この石垣島は観光客がレンタカーを借りて島中を走ってるから、北海道の時みたいに
観光客同士が仲良く話しができるから、情報交換がとってもしやすい島だね!
 
『屋良部岳』に来ると、クルマエビ養殖場が見えてきて、ここで一人のおじさんとすれ違ったんだ。
声を掛けると、おじさんは『電信屋を知らないか?』と言うんだけど・・・見た事も聞いた事もない名前だったから、『いまきた道には無かったよ・・・』って答えると、おじさんは、手を振って歩いていった・・・。
 
少し走って行くと、そこに『電信屋』の看板があった!!(どうやらオジサンは目的地を見過ごしてたみたいだ)。
 
すぐさまオジサンを追っかけて、『オジサン!電信屋は過ぎてるよ。連れて行ってあげるから、乗りなよ!』って言って・・・ここからこの旅始まって以来の2人旅が始まった。
 
この『電信屋』は明治28年、日清戦争終結後、台湾との間に通信回路を敷く為にレンガ造りで造られた100年以上前の平屋なのだ!
 
明治30年には、『鹿児島・沖縄本島・石垣・西表』を結ぶ通信回路が完成された。
その為、太平洋戦争では、アメリカ連合軍の攻撃目標となり、この小さな建物の外壁に
『無数の弾痕』が残っている。(すさまじい傷跡だった!)
 レンガ造りの内部に入ってみると、その狭さには驚いてしまう。
この建物の中で、何発の銃弾を受けて死んでいったのだろう・・・・
 銃弾の跡を数えると・・・とても生存の希望を持つことなんて出来なかった。
草むらの中に建つこの建物は、過去のモノとして・・・・
オジサンと次に『御神崎』の灯台に行ってみた。
おじさんは2時間前にここに来ていたみたいで、『ガイドさん』のように説明をしながら案内をしてくれた。
『こっちから見る景色がいいんですよ!』『ここから降りると、カニが取れるんです!』なんて言うんだから、その言葉の通りの場所に行ってみました!
 
この先でオジサンは『バスに乗って宿まで帰るから、ここでいいよ!』って、あっけなく2人旅が終わってしまった・・・
石垣島が2度目だっていうオジサンは、上手に交通機関を利用している旅の達人でした!