12月13日 与那国物語(2)

入波平(親方)は、『これからペットのヤギのエサを取りに行くから一緒にいこうねえ!』って話しかけてきた。(そんな経験した事ありますか・・・?)
はじめての経験その1・・・軽トラックに乗せられ・・・・山の中に入ると、クルマが止まり・・・親方から1本のカマを渡された。
『荷台がイッパイになるまで、木の葉っぱを積もうねえ〜!』と笑顔で草を刈り取る親方の横で、めまいを感じながら灼熱の空の下で、山羊のエサを刈り取るワタシ・・・
そんで・・・ヤギのいる小屋に到着したんだけど、
はじめての経験その2・・・ここで初めて黒ブチのヤギを見たんだ!(見たことあるかい?)黒いヤギに白色の斑点があるのさ!
3匹のヤギは待ちきれなかったみたいで、葉っぱが投げ込まれると、かぶりついて食べていた・・・その食欲は果てしなく、トラックの荷台くらいの草は1日で食べてしまうそうだ。

その夜は入波平の親方の家で晩御飯をご馳走になった。
テルミ姉さんは、2年前に事故で筋を痛めていて・・・いまも右手を故障してギブスをはめ・医者から『動かしてはいけない!』って言われているのに、家族の為にその右手で御飯を造ってくれた。
テルミ姉さんの晩御飯は美味しくって有り難かった。
4人の子供を育て、犬やヤギを育てているこの家族はとっても温かかった。
長男さんが酒屋の後を継ぐ為に、那覇で勉強していると誇らしげに語っていた。
今日は久しぶりにベッドで寝る事ができる〜!
おやすみなさい。